最も懸念される失敗は、この「歯並びの悪化」です。歯並びを整えるはずが、逆に歯並びがズレてしまい、思い描いていた歯並びにならないケースです。一見見た目は整って見えるものの、上下の歯の位置が一致しないことがあり、注意深く観察することが必要です。
【失敗例2】噛み合わせの悪化
次は歯の噛み合わせが悪化するケースです。こちらも「歯並びの悪化」と同様に、見た目は綺麗に整いますが、上下の歯並びがズレてしまい、上手く噛み合わせることができなくなる場合があります。
【失敗例3】いつまで経っても終わらない
歯科矯正(マウスピース矯正)は部分治療などで短い場合は半年程度、全体治療でも大体1〜2年程度で終わるケースがほとんどです。しかしいざ治療が始まっても、当初歯科医師から言われた期間を超えても、なかなか歯科矯正が終わらない場合があります。
その分の通院回数や治療費が必要になるため、患者の負担が多くなってしまいます。
【失敗例4】効果がなかった
歯科矯正の治療が終わったにも関わらず、歯並びが改善されていないケースも。治療に費やした時間や費用も返ってこないため、患者が大きく損をしてしまう可能性があります。
【失敗例5】後戻りしてしまった
一度治療を終えて歯並びが改善したにも関わらず、時間が経過するとまた元の歯並びに戻ってしまう場合があります。これは治療完了後に「リテーナー」と呼ばれる、歯並びを維持する装置を装着しない場合に発生することがあります。
歯科矯正に失敗してしまう原因
これらの失敗が起こってしまう原因に、大きく分けて2つあります。それは歯科医師側の要因と、患者側の要因です。
「こんなことであれば、歯列矯正をやらなきゃよかった」と後悔する前に、一つ一つ詳しく見ていきましょう。
【原因1】歯科医師の要因
まず1つ挙げられるのが、歯科医師の対応不足による原因です。歯科医師の説明が不十分であったり、歯科医師の技術不足が引き起こすこともあります。特にワイヤー矯正や裏側矯正(リンガル矯正)は技術を必要となるため、それだけ治療の難易度が上がると言えるでしょう。
一方で最近ではマウスピース矯正が普及してきており、最新の3Dスキャン・3Dプリント技術でアライナーを作ることができるため、こういった歯科医師の技術による失敗は最小限に抑えることができるようになりました。
【原因2】患者側の要因
もう1つ挙げられるのが、患者側の要因です。歯科医師から受けた説明を忘れてしまったり、あらかじめ決められたルール・スケジュール通りに治療をしない場合です。歯科矯正は専門技術に基づいて治療をするため、患者にとっても分からないことだらけです。
最近のマウスピース矯正では無料オンライン診断やLINE公式アカウントを活用したサポート体制が充実しているため、このような原因による失敗を事前に防ぎやすくなりました。
歯科矯正に失敗したときの対処法
では実際に治療に失敗してしまった場合は、どのように対処すればいいのでしょうか?ここでは2つの方法について紹介します。
【対処法1】かかりつけの歯科医師に相談
まずは自分が通っている歯科クリニックの医師に相談をしましょう。先ほど挙げたような「歯並びの悪化」や「噛み合わせの悪化」、また治療期間が予定よりも長引いていることなど、直接歯科医師と話し合ってみることをおすすめします。
【対処法2】セカンドオピニオンを求める
かかりつけ医に相談をしても解決しない場合は、別の歯科クリニックの医師に相談をしてみるのもいいでしょう。別の医師に相談することで、自分の治療が正しく進められているか、問題点がないかなど、客観的に意見を聞いてみることで改善策が見つかるかもしれません。
歯科矯正の失敗例や注意点のまとめ
歯科矯正には多くの時間やお金を費やすため、なんとしても失敗は避けたいものです。そのためには自分の歯並びやスタンスに合った治療方法を選び、歯科医師やサポートスタッフとしっかりコミュニケーションを取りながら、治療を進める必要があります。
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